前回の内容と少しかぶりますが、サイトスワップを見抜く一般的な手順をまとめておきます。
まずこのアニメーションを見てください。このパターンがどんなサイトスワップで表せるか、考えてみましょう。
まず、投げのテンポを紙に書きます。
投げのテンポが不規則なので、架空の「投げ」を補ってカスケードと同じリズムにします。
アニメーションでは最初に右手から白いボールを投げていますが、それがいくつ後の「投げ」につながっているかを調べ、矢印をつなげます。そのことによって1投目のサイトスワップが「3」だとわかります。
同様にしてすべて矢印でつなげ、サイトスワップを完成させます。
このパターンのサイトスワップは「3・6・0」であることがわかりました。(×の代わりに0を使っています)
次にこのパターンのサイトスワップを求めてみましょう。腕の動きは無視して、今までと同じように「投げ」のテンポを書いてください。(腕が交差していて右手と左手を間違えやすくなっていますので気をつけましょう。)
このように一定なので架空の投げを補う必要はありません。
さらに、どっちの手から投げたボールがいくつ後の「投げ」につながっているかを追って矢印でつなげて下さい。
そうです。サイトスワップは「3」となり、実はカスケードと全く変わらないのです。ただ「あっちこっちで投げたり受けたりしている」だけです。
「サイトスワップを見抜くには、まず投げのテンポを書いて架空の投げを補い、矢印でつなげます。腕の動かし方に関わらず、いくつ後の『投げ』につながっているかによってサイトスワップが決まります。」