4つのボールを使ってジャグリングをするとき、3ボールのときと同じような軌道で右、左、右、左と4つのボールを投げてみると、次は右手で投げる順番のはずですが、最初に投げたボールは左に返ってきてしまうのでこれを右手で投げることはできません。このような理由があるため、4つのボールをジャグリングするときは、最初に右手でなげた玉が右に返ってくるように投げます。すなわちこのように投げればいいのです。
この投げ方をカスケードと区別して、「ファウンテン」と呼びます。ボールの数が偶数個のときはどうしてもこの投げ方をしなくてはなりません。
前回と同じように、ボールを投げるという動作に注目してみます。4ボールファウンテンもまた、
というふうに表されます。アニメーションと見比べてみて下さい。(4ボールファウンテンのアニメーションを参照)
投げるタイミングだけを見ると、3ボールカスケードと全く同じ図になります。
ここで、3ボールカスケードと同様に矢印を書いてみます。
4ボールファウンテンの場合、4つ後の「投げ」につながる(アニメーション参照)ので、
こんな感じになります。
では、同じようにして、投げるボールすべてを矢印でつなげてみましょう。
このようになります。これで、どのようなタイミングで投げて、そのボールがどのようにつながっているのかを表すことができました。
さて、ここで、この「4つ後の『投げ』につながる矢印」を描く代わりに、次のようにして表すこともできます。
3ボールカスケードと同じように、矢印を見なくても4という数字を見れば、そこで投げたボールが、4つ後の「投げ」につながることがわかります。
すなわち、「4(右)・4(左)・4(右)・・と投げる」と言えば4ボールファウンテンを数字で言い表わすことができるのです。これをまとめて「4を投げる」と言ったりします。
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