まずチェイスと呼ばれるこのパターンを見て下さい。(チェイスのアニメーションを見る)
投げる順序がこれまで紹介したパターンとは違い、「右・右・右・左・左・左…」というテンポで投げます。
これをいままでのようにサイトスワップで表すと、すべて3つ後の「投げ」につながる投げ方ですから、「3(右)・3(右)・3(右)・3(左)・3(左)・3(左)…」と投げることになります。
それでは3ボールカスケードと同じでは!?と思うでしょうが、もちろんこのサイトスワップの書き方は間違っています。どこが間違っているかといいますと、「投げ」の数え方です。
3ボールカスケードのときと、チェイスとでは「投げ」のテンポが違うので、当然のことながら同じ数え方をしてはいけません。
チェイスも3ボールカスケードのようにサイトスワップで表すためには、少し工夫が必要です。下の図を見て下さい。
このように架空の「投げ」を考えれば3ボールカスケードと同じようにして「投げ」を数えることができます。投げたボールはそれぞれ5つ後の「投げ」につながっています。矢印の代わりに数字であらわすと
「5(右)・×(左)・5(右)・×(左)・5(右)・5(左)・×(右)・5(左)・×(右)・5(左)…」となります。
はボールを持たずに何もしないことを表します。数字で表したければ「×」の代わりに「0」を使っても構いません。
「×」という架空の投げを考えることで、不規則なテンポのパターンも規則的なパターンと同じようにしてサイトスワップで表すことができます。
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