JuggleMasterとは、ジャグリングシミュレーションソフトの1つであり、世界中で愛用されています。フリーウェアなのでお金は必要ありません。
JAVA版は小西裕治さん、淺沼伸彦さんによるもので
ここからダウンロードすることもできます。
以下はJuggleMasterのアーカイブ、または入手できるページへのリンクです。
Mac版はJuggling Information ServiceのSoftwareのページへのリンクですので、JuggleMasterはその中から選んでダウンロードして下さい。
ぜひ、これらを手に入れて技の研究に使いましょう!
JuggleMasterを満喫した後は、自分の好きなパターンを集めてひとまとまりにしたり、新しいパターンを表示させたいと感じることでしょう。
そこで、JuggleMasterに表示されるパターンをカスタマイズする方法を簡潔に説明します。
1.まず、JuggleMasterの入っているフォルダの中に一緒に入っているファイル
|
を開きます。
普通のテキストエディタで開くと思います。
(注:万が一の事を考え、あらかじめ元のファイルはコピーして別の名前をつけて保管しておきましょう)
2.数十行説明があってその下からは数字が並んでいることでしょう。
しばらく見ていくと、/[ 3-カスケードの練習 ]、または/[ 3-Cascade Step By Step ]と書いてある行が見つかります。
その上のところに試しにこのように赤い部分を打ち込んでみてください。
注意)キーボードは英数字入力モードにしてから入力します。空白は必ず半角スペースで入力して下さい。
|
3.打ち込み終えたらセーブしてJuggleMasterを起動しなおしてみましょう。
するとパターンリストの一番上にOriginal Patternsというメニューができ、その下に4 Ball Chaseというパターンができていることでしょう。
そして4 Ball Chaseをジャグリングさせることができるはずです。
4.今度は再びパターンファイルを開いて4 Ball Chaseの下に、あなたの好きなサイトスワップパターンを打ち込んでみましょう(例:7777700 5 Ball Flash)。
セーブしてJuggleMasterを起動すればあなたのパターンができているはずです。
・ジャグルマスター原作者の松岡さんによると、お金儲けをしない限り自分の作ったパターンファイルはwwwなどで自由に配付してもよいとのことです
上で作ったOriginal Patternsのところに例えばミルズメスを加える方法をお教えしましょう。
ミルズメスはサイトスワップはカスケードと同じですが、手の動かし方が違います。
まず知っておかねばならないことは、
MillsMess、Reverse、ChopなどのJuggling Style(手の動かし方)はパターンファイルのあちこちで定義されているので、その定義文より前の行でそのJuggling Styleを使うことはできないということです。
それではやってみましょう。
1.まず、パターンファイルをずーっと眺めていくと
|
とあります。
ここで下3行の数字の部分をコピーしたあと消去してください。(%Mills Messは残す)
2.次にパターンファイルの上部の、
%Showerとか%Centerが定義されている部分に下のように付け加えてえて下さい。
|
さっきコピーした数字を貼りつけるなり打ち込むなりして赤い部分を挿入します。
(MillsとMessの間のスペースを忘れずに!)
ピンクの部分は前にカスタマイズしたところです。
3.Original
Patternsのところに、次のように付け加えて下さい。
|
4.パターンファイルをセーブしてJuggleMasterを起動しなおしてみましょう。
要は定義の部分を一番上までもってくればいいのです。
そうすればいつでも%Mills Messと打ち込んで呼び出すことができます。
自分で腕の動き(例:MillsMess)を作ってしまいましょう!
|
これでWindmillがあなたのJuggleMasterに表示されるでしょう!
%Windmillのあとに続く{ 10, 0}{ -8, 0}は初めに投げる手(右側の手)が座標{ 10, 0}でボールをキャッチし、{ -8, 0}で投げるという動作を表します。
その次に続く{ -8,0}{ 10, 0}は次の手(左側の手)の動きです。
例えばMillsMessなど数字の行が奇数個(MillsMessは3行)になっているものはどうなるのかというと、
|
というようにとにかく上から順番に右、左と読みこまれていきます。
上の図に座標を示しています。
例えば{ -1, 5}だと横軸が-1、縦軸が5の点を表します。
カスケードは{ 13, 0}{ 4, 0}で表せることがわかりますね?
ただし、注意があります。
上の図では右側の手(赤いボール)を基準にした座標なのです。
左側の手を基準にした座標は上の図で横軸の正負が反対になります。
ノーマルカスケードは
%Normal
{ 13, 0}{ 4, 0}
とたった1行で表されますが、右で読む時は上の図の右側でcatch&throwが行われ、次に左で読む時は左側でのcatch&throwを表すのでこれで普通のカスケードを表せます。
以上、お分かりになりましたでしょうか?
自分で作ってみるとすぐに分かると思うのでぜひやってみて下さい。
そして面白いパターンができたら教えて下さい。
以上の他に、シンクロパターン(左右の手が同時に投げる)や、マルチプレックスパターン(片手で2つ以上のボールを同時に投げる)の記述法がありますが、ここでは説明を省かせていただきます。
それらを知りたい方はJuggleMasterに付属している説明書(DOS版のSITESWAP.TXTがおすすめで す)をご覧下さい。
最後にオマケのパターンを紹介して説明を終わりたいと思います。
|
|